2005年9月 6日
お絵かきのこと
私の少女時代は、習い事ばかりだ。。。
自分でやりたいといったのもあるだろうケド、それにしても多いと思う。。。
一番長いのは絵画と華道。
これは、引越しを何度も繰り返したけどその土地その土地で先生を変えて続けていた。
その次が合唱団。あとは、大体2から3年。。。
一番辛かったのはピアノかな。。。
兄が上手だったし、ピアノは先生が変わると本当に違うから苦しかった。
これも2年くらいで止めた。
「止めたい」って言って、本当によかった。
その他にも、数学教室やら何やら行っていたけどもう忘れるくらい色々。
中学の時は週5日塾に行かされていた。。。鬼親め!
娘は割とお絵かきが好きな子だった。。。
「絵を習わせたい」って、周りがいっていた時期もあったけど、私は嫌だった。
芸術に翻弄される人生がいやだから。
私自身が本当に辛かった時期を経てるから、遺伝も考えて却下。
私の芸術主義は父譲り☆
始めたら、私は尋常ではいられないと思う。。。
未だに翻弄されている自分がいるし、迷いも苦しみも思い出しても未だ苦しい。
人生の全ての選択をたどっていくと、全てはそこにある気がしてならない。。。
私は何かを描くことや、作り出すこと・美しいという感性。
それだけで生きていけると思っていた時期が長い。
例え、プロにならなくてもいいと思っていたし、出来るだけ未熟でいたいとも思っていた。
でも、それを全て否定する人は世の中には意外に多い。
母に反対されて、絵画での進学は諦めた。
でも、他にできることがなかったので花の道に進んだ。
私にはこの二行が全てという気がする。。。
考えてみると情けないなあ・・・。
結婚前の夫に、あんたは世間を知らない。
などと、企業風を吹かされ腹立ち、OLになった。
本当に知らないからだ。文句の言いようがなかった。。。
やってみるしかなかった。
やってみたけど、サラリーマンの苦悩や常識はわからなかった。
ただ楽しかった。
楽しかったけど、それだけだった。
私には、花の世界があっていた。
毎日思うような作品が出来なくて、苦しんで泣いていたけど。
それでも、それが全ての日々が普通で・・・。
苦しむことが好きらしい。。。?
確かに、社会人としては甘いかも。。。
いつでも逃げ出せるから。
全ては創造の世界だから、造れなければ休む。これが当たり前。
そんなの、大企業に勤める新入社員にはわからなかったかもしれない。。。
理解を求めなかったあたしも悪い・・・。
どうせ解らないだろう。。。
という私の奢り。
OLの職について、本当によかったのは人との出会い。
芸術を追いかける人ばかりと付き合っていると、自分が特別の人間☆
という、奢った考えに飲み込まれる。
あそこで抜け出せなかったら、本当に一生気が付かなかった。
子供にはのびのびとしていてほしい。
絵の教室になんて行かなくても、絵は描けるし教えてもらうものなどない。
私は子供の絵が好きだから、下手でも好きでいてもらいたい。
のびのびと、好きな絵を描いて少し謙虚な気持ちで描いてほしい。
「一番うまい絵」なんて、この世に存在しないということ。
描きたいものが、その時描ければ、絵なんてそれでいい と思う。
絵を描くことから離れて15年。
花から離れて8年。
やっと少しは謙虚な気持ちになれた。。。
これからは、人に与える才能にしていきたい。
あの頃は全てだったけど、今は一部。
せっかく私にある一部分なのだから、人にも分け与えられれば幸せ☆
■今日何となく考えたこと
期待する自分が嫌い。
裏切られたら辛いのもあるし、勝手な感情だから。
人の言葉に傷つく自分に勝ちたい。
言葉に傷ついて、大事なものを見失いそうになる。
自分に負けないように、歯を食いしばっていよう。
たくさん持っているよりも、少しだけ持っているほうが幸せ。
手にもてるのは二つだけ。
私の腕は二本だから。。。
投稿者 さゆりん : 02:28 | コメント (2) | トラックバック
2005年9月 4日
楽しい食事
食事の仕方が嫌だな・・・って人がいる。
我が家では、夫とShio。。。
夫は、まあ疲れて帰ってくるのだから仕方ない・・・と思うのだけど
休日でも同じなので腹が立つ!
Shioは気分やさんなので、良い時と悪い時があるのだけど、ほとんど悪い時。
その食べ方は、「いい加減な食べ方」!
つまらなそうに食べる。TVが付いていたら、TVばかり見て食卓を見ないで食べる。
これは高度な技なので、主に夫。。。
Shioはあまり食事には興味が無くて、これは離乳食の時から。。。
「これかなあ・・・?」と言う理由は、
Shioは一人目の子供で、その頃夫がとても忙しく週末しか会わないという毎日だった。
私と二人で、ヒマな私に手取り足取りスプーンで食べさせられてたし、
異常なママっこだったので、おっぱいに人生の全てをかけていたShio。。。
「つまらなかったかなあ・・・?」
とも思う。
量はそこそこ食べるのだけど、なんかいやいや食べていて、みんなを不愉快にさせる。
わたしは食事の仕方でその人の70%がわかる。。。とまでは言わないけど
そこそこ育ちや、教育を感じる。
と言う私は、かなり厳しい親に怒られながら食べていたからだ。
「お前の食事はつまらない!」
と、よく母に言われたものだけど、真意は大人になれば簡単なことだった。
人が作ったものには感謝しなきゃならないなあ・・・。
としみじみ思ったのは19歳の春、一人暮らしをはじめてから。
父が結構美食家だったので、未だに実家で肉を食べるのを楽しみにしている。。。
自分では買えないからね。。。
そういう今だからわかることもあるけど、独身時代でも感じることはあった。
この人とご飯食べてもつまらないな・・・。
という体験。
そういう人はおしゃべりもつまらなかった気がする。自分のことばかりで、
相づちばかりしながら聞いてなくてはいけないというような。。。
夫とは結婚前は感じなかったのだけど、結婚してから日常のご飯の食べ方がもう、すごい!
なんか怒ってんの???
見たいな感じ。
しまいには、来客時に台所でおかわりを食べていた時は言葉も出なかった。。。
はああああ~????
って。。。
でも、これは本人もよくないけど、彼を育てた家族にも責任があって
家族は彼以上に自分勝手に食事をする。
テーブルにみんなで揃って食べ始めるなんて無いみたいだし、みんなが揃ってたって
自分は食べたい時に食べるから、そこに置いといて~
って言うのが許されるらしいから。。。
そんなの、人が来てる時くらいちゃんとしろよ!!
と何度もキレてた私。
そんな夫も喜喜として食べるものがある。
それは肉!あと、ケチャップ系。
魚の時は、肘付きつつ。。。
わかりやすいけど、そんなものばかりは食べたくない和食派の私だ☆
だから、Shioにもなるべく早く考えてほしい。
そんなことで好きな人に嫌われるって事もあるし。。。
「ママがちゃんと躾しなかったから振られた~;!!!」
って言われるのもいやだし。
今日も小言を言いながら、つまらん昼食でした。。。
ちなみにhinaは、良い食べっぷり☆
やはり、二人目。好き放題な食べ方で、Shioがいる分楽しいのかしら?
■今日何となく考えたこと
主婦が息抜きしようとしても、なんだか気になって息抜きにならない。。。
私だけ・・・???
どうにかしようと思うだけ、無駄なことがある。
それは人の心。
親子でも同じ。時が来るのを待つしかない。
そして、その一瞬を見逃さないことが大事。
投稿者 さゆりん : 23:31 | コメント (7) | トラックバック
季節が変わる。。。
ここ何日かで風の雰囲気が秋っぽくなってきた。
生ぬるい風から、少し冷たさを帯びた風に。。。
こんな感じの朝は好きで、家中の植物を日光浴させる。
植物のほうが季節の変わり目には敏感だろうから、この風を味わせてあげるため☆
家の中にある観葉植物にも、冬支度のようなものがあるだろうから。。。
こんな日のためにパンジーの種を買ってきておいた。
冬の花の準備を始める時期。。。
明日、子供たちとベランダで種まきをしよう☆
私が一番好きな季節は、秋だと思う。。。
心の準備の季節
と思っている。
夏と冬と言う激しい季節に挟まれた、休符点のような季節。
行動するのをやめて、夏を懐かしみ・冬の準備をする。。。
新しい年も見えてくる。
この頃になると、カレンダーの残りの枚数を数えては
「今年ももうすぐ終わりだな・・・」
などと思う。
昔、大好きだった人に「季節は秋が好き」と言ったら、
「意外に地味なところもあるのだなあ」と感心された。
秋になる頃、動物園に連れて行ってくれた。
歩いて。。。
何故歩き???
その人はデートというデートを嫌って、どこにも一緒に行ってくれない人だった。
その時ばかりは、何故か「歩いて動物園ならいい」と言う意見を。。。
本当にわけのわからない人だった。。。
「秋が好きなんだろう?この坂も、秋を感じると楽しいだろう。」
と、笑ってた。
いったい何が目的なのだ?未だにわからない。。。
その時のことで、印象的で忘れられないことがある。
フラミンゴを見た彼が、「綺麗だなあ・・・」と言ったこと。
綺麗なんてことを言う人ではなかったので、ビックリしたのと嫉妬したこと。
「好き」と言われたこともなかったから。(その後も一度も無いけど。。。)
それから「秋って、こんな感じか?」って、フラミンゴのことを言ってた。
そんな情緒を持っていることにも驚いたし、本当にそうだなとも思った。
それ以来、私の中での秋はフラミンゴの季節で、唯一のデートの季節。
(その後も大した所行ってない・・・競馬場とか、パチンコ屋って相手も高校生なのに。。。)
じわりと、彼を思い出してはじわりと忘れていく季節。。。
本当に好きだった人は、何度も思い出して何年でも好きでいれるものだと
この頃になって思う。。。
もう少し前は、彼を思い出すと衝動的になってしまって「会いたい」気持ちに泣いたけど
この頃は、この程度で落ち着いている。。。
それでも、人生で一番好きになった人だなあ。。。
ろくでもない男だけど・・・・。
■今日何となく考えたこと
裏切ったのではなく、守りたかったのだ。。。
相手を?自分自身を・・・?
大人になると、人間同士の悲しい結末はそうそうあるもんじゃない。
洗濯物を干していると、どうもぼんやりしてしまう。。。
そのぼんやりが好きで、たくさん洗濯をしてしまうのかもしれない☆
投稿者 さゆりん : 01:29 | コメント (4) | トラックバック
2005年9月 3日
迷い。。。
私の父は、鹿児島人だ。
私は父が大好きなので、鹿児島という土地も大好き。
とても憧れのある土地。。。
10年前、まだ父が元気だった頃(今は脳梗塞で、半身不随)、
法事で鹿児島に帰った。
私が鹿児島の土地を踏むのは、ずいぶん久しぶりで父も同様だったのだけど
鹿児島の海を見たら、父が泣いていた。
「故郷というのは、時が過ぎても変わらぬ風景を思い出せるところだ。」
と、父が言っていた。
父は高校から全寮制の男子校に入り、大学は大阪・大学院(当時は違う名称)は東京。
だから、他の兄弟に比べるとなじみは薄いほうなのだが。
兄弟のうち、誰よりも鹿児島の家を愛していると思う。
「お前には故郷と呼べる場所が無くてかわいそうだなあ。でも、帰るところは出来るだろう。」
といわれたのが、鮮明に思い出せる。
生まれた土地が故郷とは限らないけれど、人生に大切な時期ってあるということ。
人生の分岐点を過ごした土地。
それが心の故郷になればいいということだ。
暖かい地方の人は、かなり穏やかだと思う。
ものの捕らえ方や、感じ方がおおらか。
九州男児は亭主関白なんていう。もちろん、私の父も亭主関白だ。
でも、人に対する温かみや正義感は本当に尊敬に値するものだった。
未だに見習うことばかり。。。
父にはたくさんのことを、言葉や無言のうちに教えてもらったと思う。
その中でも、私が大事にしてるのは
「迷いが生まれたら、迷いを大事にして過去を振り返れ。」
という言葉。
過去にした失敗を、再びしてはならないし人を傷つけたことを思い出せ。
ということだった。
先に進むには、必ずといっていいほど他人を傷つけたり、迷惑をかける。
それは人として生まれたからにはお互い様で、仕方の無いことなのだけど、
同じ迷惑をかけてはいけない。
違う方法で進まなければいけないのだ。
そして、迷うことは本来人への思いやりから生まれるものだそうだ。
自分のためだけに迷うことは無いらしい。
それが大人になったということ。
だから、迷いを大事にするということは他者への思いやりを大事にすることなんだ。
私が迷い、苦しむ時に出てくる言葉。
ずいぶん助けられた。
この言葉こそが、私の故郷なのかなあ。。。と思う。
投稿者 さゆりん : 00:43 | コメント (4) | トラックバック
2005年9月 2日
本質について。。。
夏休みもあけて、そろそろプールもしまおうかと。。。
あまりに毎日やっているので、子供たちも飽き飽きの様子??
でもないか。。。
私は自分が何かしているときに、子供が退屈でいるのがたまらなく嫌だ。
「ちょっと待ってて。」が言いたくないのだ。。。
言い出したらきりが無くて、一日中「待ってて!」といってなくちゃいけない。。。
だから、洗濯の時間や窓拭きの時間は一緒にベランダにいたい。
「待つことを教えるのも大切。」
って、言われたことがある。
でも、わたしが待つのが嫌いなのに、子供に強制?
なんか違う気がする。。。
待ってる間を楽しむことを教えるのじゃダメなんですか?
・・・。我慢を教えるということなんだと。。。
そんなに人生って、我慢しなくちゃいけないの?
あたし、そんなに我慢して生きてきてないけどなああああ????
確かに我慢は必要だけど、必要な時にはわがまま言う隙も無くそれは訪れるのではないか?
我慢して、「本当はこうしたかったのに~!」って思いながらよりも、
「こうしたかったけど、今はこれをしていよう。」というほうが、建設的じゃないのか?
そしてチャンスを待ち、逃さない術★
それでもダメな時はダメ!あきらめるしかない。。。
あきらめる事だって、大切だ。
問題なのは、あきらめ方。
人のせいにしたり、物に当たったり。。。
自分の中で解決しなくてはいけない。
「自分の選択はこうだったけど、こういう要素でできなかった。」
的確に現実を受け止めることが大事。
だから、私が何をしてるか見えるところで遊ばせる。
それで我慢ができない子になるなら、私は我慢は教えられない。
もっと、社会性が出て悩むようになったら言葉で教える。それ以外無理。
そして、わたしは掃除好きだが「綺麗好き」ではないのだと・・・最近わかった。
綺麗好きなつもりでいたけど、全然違った。。。
単に掃除が好きなだけ★
散らかってても平気。。。というか、散らかされるのはまったく平気だから。
むしろ掃除好きなので嬉しいくらい?(それはないか・・・)。
綺麗好きだと思っていたときは、散らかされると「イラッ!」とてたけど
口で言うほど別に嫌じゃなかった。。。怒ってごめん・・・。
洗濯物をたたむ時は、いつもこんな感じ。
たたむのは遊ぶ合図と思ってる???
別にこれも嫌じゃない。
むしろ一緒に遊んでる。。。
だから、掃除は私の趣味で、家族にはなんら関係の無いこととした。
掃除をしている時に、子供の遊びの邪魔になりたくない。
子供が邪魔するのではなく、私の趣味が子供の邪魔なのだと・・・。
「どいて!」
って言って、本当に悪いことしたなあ。。。
なるべく邪魔にならないように、掃除しようといつも心にとどめとく。
■今日なんとなく考えたこと
人に物を教えるのに、向き不向きがある。
私は不向きなほう。。。自分が楽しんじゃうから。
その人が嫌いだからって、自分の好きなものまで捨てるのは
人生を損しているのではないかい?
人から無償で何か大切な情緒を学ぶ。
それがボランティア。
「弱い人のために・・・」なんて、奢ってるにもほどがある。