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2006年1月29日
ある悲しみの話。。。
今日は図書館へ。。。
久しぶり♪
でも、子供二人連れて行くと・・・どうしても自分のほんのエリアにはいけない。。。
今日行ったのは、ちょっと大きい図書館で
大人の本は殆どが二階にある。。。
すっごく静か。。。
hinaは無理;
仕方なく、ビデオと絵本だけを見て早々に帰ることに。。。
はずが・・・;
蹴り入れてんなよ(TT);
私は本が好きだから、よく読んでいるほうのママだと思う。。。
でも、どうしても趣味が偏るというか。。。
shioもその傾向が。。。
なんか、同じ作者の本ばかりを借りる。。。
五味太郎とか、もう殆ど読んだと思う。。。
悪いことではないけど、世界を広げなければ;
せっかくバスに乗ってまで来たので、隣のジャスコへ。。。
お昼ご飯もついでに食べる。。。
でも、別に買い物も用事も無いので。。。
何となく行ってしまう3階おもちゃコーナー★
そこで、いつもは一人300円のボールプールなどがある遊びコーナーで
今日は500円で二人分と、乗り物券が3枚ついているという件が売られていた。
shioが図書館からジャスコに行く途中で、それに入りたいといっていたのだけど
なんか面倒くさいし、お金ももったいないのでダメって言っていたのだけど。。。
どうせ、なんか乗ってもいいよ☆
って言ってしまっていたし、だったら時間つぶすのにいいかなあ。。。
ってことで、入る。
なんか、すっごく楽しそうでした。。。
今日は休日なので、shioと同じくらいの子が多くて
結構良かった☆
その代わり、hinaはあんまりだったかなあ。。。
お兄ちゃんばかりなので、ずっとレールをつなげているのを見ているだけだったし。。
それでもすごく楽しかったみたいだけど。。。
自分ではまだ作れないから、お兄ちゃんたちがどんどんレールをつなげていくのが
なんだか魔法みたいに不思議だったみたい☆
そして、そこですごく切ない光景を見ました。。。
一人の男の子が、多分shioより一つしたくらい。
はじめにhinaが遊んでいたお家のおもちゃで、hinaが手にするものを次々と奪う子が居た。
その奪い方があまりに暴力的で、hinaははじめての罵声に固まってしまっていた。
そんな子はどこに行ってもいるから、hinaの問題はそうたいしたことではなかったけど
私もお金を払って入っている身。。。
いい加減にしろ!
というところでキレる。
「この子、君より小さい子だよ。なんで何にも貸してあげないの?」
「ここ、君のおうちじゃないでしょ?」
「仲良く遊べない子は一緒に遊べないよ。」
など、多分すごく怖い顔で言っておく。
その時はもちろん、やめる。
でも、またすぐに奪う。
3回に一回は叱る。。
そうこうしているうちに、hinaの方が嫌んなって逃げ出す。。。
そして、プラレールのコーナーに釘づけに・・・;
そして、私は彼がとても可哀想な子だと知る。
彼を連れていたのは、はじめはお父さんだと思っていた。
hinaの時は私が叱ったせいか、父親は出てこなかった。
私も酷く叱っていたわけでもないし、言い聞かせる感じでもあったから。
でも、彼は彼のお兄さんと母親も一緒に来ていたのだ。
お兄さんはshioより一つ上くらいで、ボールプールでママと激しく遊んでいた。
すっごく楽しそうに、ママに飛びついたり飛びつかれたりして。。。
一方、彼は父親に叱られながら小さい子に悪さをし続けていた。
あまりに悪くて、父親が彼を椅子に座られせて何か言い聞かせていたら・・・
彼は大きな声で泣き出した。
もう、収まらないというくらい。
そして、逃げ出して・・・外に出て行った。
父親は追いかけてまた戻ってきて、彼は激しく泣いていた。
彼だけが大声で泣いていた。
わたしはその時も、母親が一緒だなんて思いもしなかった。
だから、何でまた戻ってくるのか不思議だった。
しばらくで入り口で父親ともめていたら、係りの女の人が
「ママに会いたくなっちゃったの?」
と声をかけて、父親が一回だけ「ママ~!」と呼んだ。
ボールプールの方に向かって。
私は、ボールプールの中でどれが母親だかわからなかった。
だれも、彼らを見なかったから。
そして、少し落ち着きを見せたりまた泣き出したりしている彼のところに
彼のお兄さんが寄って行った。
声をかけるでもなく、様子を見に。
それで、私は母親がわかった。
ずっとお兄さんと激しく遊んでいたあのママだと。
そして、彼女はお兄さんの名前だけを呼びボールプールに引き戻した。
お兄さんの方が別の遊びを始めて、母親がやっと戻ってきた時に彼は
また小さいこの車を奪おうとしていた。
そして、私は母親の舌打ちを聞いた。
胸が痛んだ。何故か。
父親が母親に何か言っていた。
多分彼のことだった。
そして、母親は
「私にあの子は関係ないもん。○○だけでいい。」
ってはっきりと聞こえた。
背筋が凍りつきそうだった。
母親に気がついた彼は、母の膝に向かって走ってきた。
すかさず母親は立ち上がり、兄の名前を呼んで。。。
またボールプールに行ってしまった。
彼は、立ち止まって父親に噛み付いた。
父親を殴って泣いた。
当たり前だと思った。
たった3歳くらいだと思う。
彼と彼の兄はすごくよく似ていて、出生の秘密などはない感じだった。
人の家のことはよくわからない。
よくわからないことを、とやかく言ってはいけないとも思う。
だから、私はただ悲しかった。
本当に、泣くんじゃないかというくらい。。。
悲しかった。
彼が、彼の母が、彼の父が、彼の兄が。。。
ただ悲しかった。
目の前にある愛を、どうして拒絶しているのか。
私は同じことをしていないか。。。
とても不安になった。
その後も彼は母親に無視し続けられ、最後は母と兄に置いてかれ
また泣き叫び、父親は床に転がる息子をどうしていいかわからず
声も失っているようだった。
こんな親子がゴロゴロといる。
怖い。
私は間違いも犯す。
子供の心に負担もかけていると思う。
イライラもする。
でも、あそこまで子供に冷たく出来るものなのかと驚いて。。。
何かに絶望したようにすら感じた。
触れることすら許さないような。。。
今日たまたま、ママに怒られていただけかもしれない。
いつもは、兄にしていたように優しいママなのかもしれない。
でも、「関係ない。」という言葉が心に苦しくて。。。
子供なのに。。。
他人じゃないのに。。。
息が詰まりそうだった。。。
□ごはん
昨日、きんぴらごぼうに入れ忘れたこんにゃく。。。
にんじんと一緒に甘辛く煮る。
ワカサギの佃煮。
もらい物だけど、すっごく美味しくて毎日食べる。
hinaのお気に入りだ。
今日はおやつを食べ損ねていたので、お風呂上りに。。。
ブルーベリーヨーグルト
を作る。
いや、別にたいしたものでもないけれど。。。
すっごく美味しいし、目の疲れにもいいのでたまにつくる。
いつもは休日の朝などに飲む。
冷凍のブルーベリーを使うので、シャーベットみたいですごく美味しい♪
子供の口の周りにつくのが最高に可愛い♪
□今日何となく考えたこと
私はわたしの気持ちの整理がつかなくて、なんだかイライラしている。
何から整理していけばいいのか。。。
それすら見失っている感じ。
でも、すごく怒っているというのはわかる。
私の怒りは、本当の時はいつもそうだ。
いつも、静かにメラメラと私の中でだけ怒っている。
何年も、消化されずにいつまでも。。。
怒りが怒りを呼ぶ感じ。
いかげん許してやれって思う。
でも、墓までもって行きそうで怖い。
ずっと前もこんなことがあって、私は何年も怒っていたけど
そのうち悲しみになって、今も悲しみの記憶だけが残っている。
許せるチャンスも、何もなかったんだ。
はじめは悲しくて、それが怒りになって、そして悲しみにまた変わる。。。
私は人生で二度目の怒りにぶつかっている。
投稿者 さゆりん : 2006年1月29日 23:53
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コメント
読んでいて、私も悲しくなりました。
どんな理由があるのかわからないけど
オトナの理由で子供にそんな仕打ちをするなんてひどい。
(仮に血がつながっていないとしても、それはその子のせいじゃない!)
かわいそうっていう言葉で片付けられない感じです。
無視するって虐待よりもひどいことだと思います。
愛情の反対語は「無関心」、ですものね…。
子供にはきちんと向き合っていきたい、と改めて思いましたです。
hinaくんの写真に、ちょこっと癒されました(^^)
夢中で食べてる子供って天使。
投稿者 mimi : 2006年1月30日 13:57
こんばんは★さゆりんさん。
そのお母さんのしていることはネグレクト…
立派な虐待だと思います。例え一時的でも。
葉月もされていたからわかる気がします…。
存在を無視されるって、すごく辛いことだし
一生傷になって残るから、酷くなる前に
誰かに助けてもらって欲しいですね。
多分、そのお母さんが大きな問題を
抱えてるんだと思うなぁ…(;_;)
夫婦仲があんまりしっくりいってないとか。
その子の「助けて!」が聞こえるみたい…。
知らない人たちやそのお父さんとかに
どんなに注意されて、嫌な気持ちになっても
お母さんの態度にとことん傷付いてるから
平気で暴走しちゃうのかもしれないですね。
傷は深い感じがしました。すでに。
でもまだ間に合うから…助けてあげたいな。
投稿者 葉月しう : 2006年1月30日 20:29
復活宣言とともに、久々のコメント~♪
なんて、♪いっぱいの気持ちできたら
泣いちまった。。。。。。
その後のごはんとか、なんとなく考えたこととかがなにも感じないくらい。。。。。
胸が痛いね。。。。
投稿者 ひろみ : 2006年1月30日 23:34
mimiさんへ
こんばんは★
無視・・・。
こんなに恐ろしいことなのかと思って、震えました。
他人の、見ず知らずの私に何が出来るのでもなく。。。
どうしていいかわからない苦痛でした。
叱っても、怒っても、嫌われても・・・。
子供とは正面向いて、向き合っていようって私はおもうんです。
私もだめだけど、それも承知して付き合わなければ。。。って。
どちらかがダメだから蓋をするような関係は、耐えられません。
どうすることも出来ないのが苦しいです。
本当にたくさんいて。。。
どうしてそうなってしまうのか。。。
mimiさんも前に書いてたように、自分にも可能性があるんじゃないかと。。。
すごく不安になりました。
Shioとhinaのわがままが、昨日はとても癒されました。
しうさんへ
ネグレスト。。。
使おうか使うまいか迷って、結局書かなかった言葉です。
やっぱりそうか。。。
その一日とは思えない彼の視線や、母親の態度に
私はとても苦しかったです。
しうさんも体験していたのですもんね。
なんだか、この記事は私のことでも関係ある人のことでもないのに・・・。
申し訳ないです。
でも、自分の中で消化できなくて。
もしも、嫌な気持ちにさせたらゴメンナサイ。
傷は深いと思います。
今の私の環境には、子供や母親があふれていて
とてもにぎやかです。
そして、このような光景もしばしば見るのです。
他人事ではなく。
Shioやhinaがこのままこの土地で進学していけば、
必ず出逢うだろう子供たちです。
私も、そこまでの絶望ではないにしろ、
母親に対してとても不信感が未だにある事件があります。
だから、私も私の中で不安なんだと思います。
いつか、私もそうされたように子供の心を傷つけるのではないかと。。。
誰しもあるかもしれないけど、乗り越えてゆける強さをみんな探していますよね。
彼も、その両親もきっと今は迷路の途中と考えるしか
わたしの気持ちに整理がつきません。
誰かが。。。
もしくは彼ら自身が、その家族を救ってくれることを祈るばかりです。
ひろみへ
おお!!
おめでとう♪(←何が???)
とにかく帰ってきてくれて嬉しいよ^^♪
帰還早々、こんな記事でゴメンね(TT);
ひまりはまだ小さくて、こんな話はきついよね;
私も、目の当たりにするのはすごく辛いよ。
でも、実際にそこにある悲劇なんだな。。。
って思う。
誰が悪いわけでもなく、誰のせいでもないけど。。。
胸が苦しいよね。
何も出来ない自分が、また苦しい。
私に出来ることは、自分の子供たちを守ることだけなんだな。
って思う。
投稿者 さゆりん : 2006年1月30日 23:56
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