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2005年11月22日

気狂いピエロ☆

1965年 ジャン・リュック・ゴダール監督作品(仏・伊)

気狂いピエロ 気狂いピエロ

土曜日に見た映画。。。

本当に見たかったのは「ガラスの動物園」。
どこのレンタル屋でも破損が激しく処分されたという。。。
あんな名作処分かよ!

仕方なく・・・何かないかと。。。

諦めた店が私とは趣味が合わないと常に感じている店舗。。。
何にもないや・・・;

で、観た事のないのを。。。

私はゴダールを特別好きではないので、観たことないものが多かった。
けっこう観ている気でいたけど、そうでもないなあ・・・
と思い、いつか見ようと思っていたのを借りた。

まあ、ゴダールだよね。
ゴダールの印象が変わることもなく(当然?)、じわりじわりと心を蝕んでいく
問題定義を残す作品でした。

私はこの問題を残すという作風(?)が何でも好きで、誰かと観たなら
その晩朝日が昇るまで語り合いたいたちである。。。
しかし、夫が一緒に見たいというのをマッハで断り一人で見ましたよ☆

私が語りたいのは、
○女は常に秘密を持っていたのに、男も疑っていたそぶりなのに
決定的な事実に目を向けなかったのか。。。
そのことによる、男と女の愛の定義の違いや愚かさの違い。

○ゴダールが青・黄・赤にこだわる真意
何故原色なのか。。。

○あの場面で何故あのイラストなのか。。。

○何故ダイナマイトなのか。。。

○バカバカしいとは何か。。。

○ゴダールがこだわるベトナム戦争のメッセージについて。。。
何故あの台詞なのか。。。

○この頃日本では石原裕次郎がブイブイいわせてた、とか。。。

もう色々・・・。

でも、夫の言うことは聞く前からわかっているので。。。
私と観ても夫もつまらないことだろう・・・。
ということで今回は辞退させてもらった。

そして借りてきたもう一本のゴダール。

「ゴダールの決別」1993年。

「ヌーヴェルヴァーグ」に続く、ゴダール再来の作品。
これも一人で観る予定。。。

□最近夫に言われたこと

結婚する前から「映画や文芸などの作品に対する気持ちが違う。」
といって、夫とのそれらに関する話題を避けていた私に。。。

「少しは考えるようになった。」

との事。。。

続けて言い出したことが、情報のみなので却下であった。

私は作品に関する情報などはパンフレットに載ってるだけで十分なのだよ。
問題定義や歴史、思想、宗教。。。
あらゆる関連性の話をいたいのだ。

 

投稿者 さゆりん : 2005年11月22日 01:01

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コメント

あぁ、ウチと一緒です(爆)
ヌノとわたしの感想も違うし、ヌノの感想を聞くと、「そんなんが聞きたいんじゃない」っていっつも思う・・・
これって男女の差なのか?人の差なのか??
歴史については聞いたりしても、それ以上のことは望んでません。
わたしは歴史と映画と今とのつながりを探りたい人だけど、
夫は映画は映画自体、歴史は歴史、今は今ってカンジですから・・・

わたし、このゴタールという人の名前を始めて聞きました。

>○ゴダールが青・黄・赤にこだわる真意何故原色なのか。。。
↑↑
映画を見てないし、難しいことはさっぱりですけど、
「中国」ではこの各色に意味があるらしいです。
(青は名誉・・・みたいなカンジで 笑)
もしかしたら、この映画を作った国の中で、色と考え方のつながりがあったりするんじゃないのかなぁとかふっと思ってしまいました。

投稿者 viggo_eric : 2005年11月22日 12:54

viggo_eric さんへ

家の夫は会話の全てが情報で成り立っているといっても過言でないほど・・・;
結婚してからさらに輪をかけているように思います。。。
「○○。。」と検索かければ出てくるようなことばかりなので、正直うんざりしている今日この頃(ー_ー;
なんだろ?職業柄なんでしょうかね???

ゴダールは生涯観なくてもいい監督だと思います(苦笑;
観るとはまるかもしれないけど・・・訳わかんない深さです^^;
私はいつも2日間は睡眠不足になりますよ;;

色彩のこと、なるほどね!
そういうこともあるかもしれないな・・と思いました。
私も中国語の色彩の表現の多さをいつも感慨深く思っているので、すごく伝わりました!
多分これも、「ゴダール 色彩」とかで検索すると色々出てくるのでしょうが・・・
こうして考えているのが好きな私です☆
いつもありがとう♪

投稿者 さゆりん : 2005年11月22日 21:52

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