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2005年8月29日
悩みの自覚
古い友達から電話が来た・・・。
彼女は3歳になる息子をもつ母。
36歳で高齢出産、現在39歳で第二子を妊娠中。生まれるときは40歳!
報告の電話をもらった時は、すごいと尊敬した!
私も、もう一人年の離れた子を産めるかも・・・なんて思って、勇気をもらった★
でも、少し不安があった。彼女自身に・・・
妊娠報告から2週間後の電話。
長男に手を焼いていると言う内容。
確かに、大変そうだなあ・・・と以前会った時に感じたけど、私には理由がなんとなくわかっていた。
彼が何か行動をとるたびに、友達が「ダメッ!」と大きな声で制止する。
彼には何がいけないのかわからない。。。。
それこそ1分に1回の頻度なので、彼も「ダメ!」に慣れてしまっている。
きょとんとして振り返るのも始めのうちだけだった。
「ダメ!」の後のフォローが無いのだから、彼はいまだに何がいけなかったのかわからない。
「ダメ!」と言うのは、ママの口癖なんだ。。。位のものだろう。
以前私は彼女に、ハッキリとそれを言うことができなかった。
彼女は私よりもずっと年上だし、それを言うことで彼女を失いそうに感じたから。。。
「ダメ!」が利かないと、ものすごく大変なことになる。
命にかかわるようなことをしそうになった時だ。
車に飛び出しそうになった時、お友達を危ないところから押し倒しそうになった時。。。
自分にも、母親にも責任が取れないような事態を招く時にとっさに出る言葉。。。
私の中ではそうだったのだけど、彼女の中では超日常だった。
二回目の電話で、「愛情表現が、お互いに不器用なんじゃない?」
という言い方をした。
彼女には、悩みの自覚が無かったから。。。
苦しい・・・辛い・・・でも何が?
私はこの子にどうして欲しいんだろう・・・?
といった感じだった。
「子供なんだから仕方ない」って、言い聞かせている風なのだ。
最終的に全てそうなので、彼女も彼も苦しくなっていた。
もう誰も助けてあげられないほどだった。。。
悩みに自覚がないというのは、自分に責任を感じないということなんじゃないか?
もしくは、責任のとり方を知らない。
自分が知らないのだから、子供にも教えてあげることはできない。。。あたりまえ。
私は彼女が好きだし、助けを求めるなら助言もしたいけど、
あまりに頑なで、私の言葉が届かない。。。
子供に責任なんて無い。
誰だって、知らないことを誰かから学んで生きていく。
その気になれば一生学ぶことはある。
でも、いつでも行動や言動には責任がある。
子供を産まなくたって、大人になったからには誰だってそうだ。
その責任から逃げたら、失うことも多いし得るものも少ないだろう・・・・。
子供を産めば、絶対に逃げられない責任があるのだ。
子供の命の保障
彼女はそれから逃げたいのだと感じた。
だから、私には告げる言葉が無かった。
すごく空しく、悲しい電話。
投稿者 さゆりん : 2005年8月29日 18:10
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コメント
すごく助けを求めているから、少しでも力になろうとしてるのに、相手に全く届かないときってこちら側もつらいよね。
相手の気持ちも何が原因なのかもわかってるのに、ただの傍観者になるのがすごいつらい。
彼女を失いそうになる気持ちもわかる。
もうこうなると、祈るしかないんだよね。
わかるよ、そういう気持ち。
投稿者 ひろみ : 2005年8月29日 19:50
ひろみへ
そうそう、そうなのよ。
「同じ言葉を持たない人」って、よくあたし言うんだけどね、そういう人は意見を求めてないの。「かわいそうね、大変ね、偉いね。」っていって欲しいだけなの。。。
だから、今までこんな電話もらったこと無い人だったんだけど、今回は違ってた。
「でも・・・でも・・」っていうんだよ。
否定してないのに、否定されてる気分になって反論するの。
本当は自分で自分を否定してるんだね。。。
「もう何もしてあげられないなあ・・・」
って思った。
投稿者 さゆりん : 2005年8月30日 01:09
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